Search Consoleのインデックス登録レポートに「リダイレクトエラー」と出ると、どこを修正すべきか戸惑う方が多いでしょう。
ページ自体は問題なく表示されているように見えるため、何が原因なのか把握しにくい点が、このエラーの特徴です。
このエラーの要因は、Google公式ヘルプにまとめられています。
チェックすべきポイントと手順は、概ね決められた流れがあります。
この記事では、Google公式の情報を基に、リダイレクトエラーの意味と「ページにリダイレクトがあります」との違いを解説します。
さらに、原因の調査方法や具体的な修正手順、修正後の検証手順を順を追って説明します。
読み終える頃には、ご自身のサイトで何を確認し、どの順序で直すべきかが分かるはずです。実際に手順を進めると、思ったより手軽に解決できる感覚が得られるでしょう。
転送の流れをチェックし、ループや連鎖を取り除くことで解決できます
サーチコンソールに表示される「リダイレクトエラー」は、Googleがリダイレクト先をたどり切れず、インデックスに登録できなかったケースを示すステータスです。
対処は、まずは提示された順序に沿って作業を進めるのが基本です。実際にこのエラーが出たときは、まずは転送設定を確認してみると安心できます。
- 表示されているステータス名が「リダイレクトエラー」か「ページにリダイレクトがあります」かを見分ける。
- 転送元から最終URLまでの経路を確認する。
- リダイレクトループを解消し、転送の連鎖を短くする。
- 修正後にURL検査のライブテストを行い、「修正を検証」を実行する。
なお、「ページにリダイレクトがあります」とだけ表示されている場合、転送が意図通りであれば、必ずしも修正を行う必要はありません。
このことを最初に見極めることで、余計な手間を省くことができます。
リダイレクトエラーの発生メカニズムと要因
エラーがどのような場面で出るかを把握しておくことが、適切な修正手段を選ぶ鍵になります。
以下では、Google公式ヘルプの情報を基にまとめます。
Googleが転送先までたどり着けないと、このように表示されます
GoogleのクローラーはURLにアクセスし、リダイレクト指示を受けると指定先へ遷移します。
最終的に正しいページにたどり着けば、通常はその転送先URLがインデックス対象となります。
しかし、途中で転送が止まるとGoogleはページの内容を取得できなくなります。
そのため、インデックス登録レポートに「未登録」の理由として「リダイレクトエラー」が記載されます。
Googleが指摘する主な原因は4つあります
Google Search Consoleヘルプでは、リダイレクトエラーの原因として以下の4点が示されています。
- リダイレクトの経路が長すぎる
- リダイレクトループが発生している
- 転送先URLが長すぎる
- リダイレクト経路に不正なURLまたは空のURLが含まれている
転送経路が長すぎるケース
A→B、B→C、C→Dといったように転送が複数段続く状態は、一般に「リダイレクトチェーン」と呼ばれます。
サイトのリニューアルやURL変更を繰り返すと、古い転送設定が残り、結果としてこの問題が生じやすくなります。
リダイレクトループが発生したとき
AからBへ転送し、続いてBからAへ戻る設定はループの代表例です。
このようになるとGoogleは最終ページに到達できず、ブラウザでも「リダイレクトが多すぎます」といったエラーが出ることがあります。
URLが過度に長い、または不正なケース
パラメータが重複して付与され、転送先URLが異常に長くなるケースや、転送先が空欄や誤った形式になっている場合も原因となります。
これらは設定ミスやプログラムのURL生成不具合が原因であることが多いです。
「ページにリダイレクトがあります」とは異なる状態です
名称が似ているため混同しやすいのが「ページにリダイレクトがあります」というステータスです。
両者の違いは以下の通りです。
| ステータス | 意味 | 対応 |
|---|---|---|
| リダイレクトエラー | 転送を正常にたどれなかった | 原因を調べて修正する |
| ページにリダイレクトがあります | 転送が正常でも表示される | 意図どおりの転送なら、原則として対応は不要 |
「ページにリダイレクトがあります」の場合、転送元のURLはインデックス登録されず、転送先のURLが対象となります。
したがって、チェックすべきは転送元ではなく転送先URLのインデックス状態です。
Googleは恒久的サーバー側リダイレクトと直接転送を推奨
2026年10月2日に改訂されたGoogle Search Centralのサイト移転ガイドでは、可能なら301や308といったサーバー側の恒久的リダイレクトを利用すべきとされています。
また、転送が連続しないよう最終URLへ直接転送し、やむを得ず連鎖する場合でも段数はできるだけ少なくすることが推奨されています。シンプルに保つだけで、検索エンジン側の処理もスムーズになると実感します。
この指針はリダイレクトエラー回避の直接的な手段と言えます。
転送を短くシンプルに保つことで、修正作業と予防の両方が実現します。
原因ごとのチェックポイントと対処例
ここからは、よくあるケース別にチェック手順と対処法を具体的に示します。
なお、個別の環境で起きた事例が一般的な原因として紹介されていることもあるため、最終的にはご自身のサイトの転送経路を確認したうえで判断してください。
例1:プラグインとサーバー設定の衝突で起こるループ
WordPress などの CMS を導入しているサイトで頻繁に見られるのは、転送ルールが複数箇所に設定されているケースです。
たとえば、.htaccess で「wwwなし」に統一し、CDN 側では「wwwあり」に統一していると、転送が行き来してループが発生します。
チェック手順
- Search ConsoleのURL検査で、対象URLのライブテストを実行する。
- Googleが推奨するLighthouseなどのデバッグツールで、転送の挙動を確認する。
- サーバー設定、CMSのリダイレクト系プラグイン、CDNのルールを一覧にし、重複や矛盾を探す。
対処手順
転送ルールを管理する場所をできるだけ 1 か所にまとめるのが基本です。こうすることで、ミスの発見が容易になりますね。
URL の正規化(https や www の有無の統一)をどこで行うかを決め、他の箇所に残っている重複ルールは無効にします。
例2:サイトリニューアルを重ねたことによるリダイレクトチェーン
過去に何度か URL 構成を変更したサイトでは、「旧URL → 中間URL → 現在のURL」のように転送が多段階になっていることがあります。
チェック手順
転送元の URL にアクセスし、最終 URL に到達するまでに何回転送が行われているかを確認します。
各段階の HTTP ステータスが 301 や 308 などの恒久的リダイレクトになっているかも合わせて確認すると安心です。
対処手順
すべての旧 URL から、最終 URL へ直接転送するようにルールを書き換えます。
「A→B→C」となっている場合は、「A→C」と「B→C」に変更するイメージです。
これは Google のサイト移転ガイダンスの推奨事項に沿った対応です。
例3:転送先 URL の誤りや存在しないページ
転送先 URL の入力ミスや、すでに削除されたページへの転送も問題の原因になります。
転送ルールの記述ミスにより、空の URL や不正な形式の URL が転送先になっているケースも考えられます。
チェックと対処方法
- 転送先URLをブラウザで直接開き、正常に表示されるかを確認する。
- 転送先URLに不要なパラメータが重複して付与され、URLが長くなっていないかを確認する。
- 誤りがあれば、意図した正しい最終URLを指定し直す。
恒久的に移転したページであれば、Google が推奨するサーバー側の恒久的リダイレクトで設定することが望ましいです。
例4:内部リンクとサイトマップに古い URL が残っている
転送ルール自体は正しくても、サイト内のリンクや XML サイトマップが古い転送元 URL を指していると、不要な転送が繰り返されることになります。
可能な範囲で、内部リンクとサイトマップを最終 URL に書き換えておきます。
これにより、Google が最初から正しい URL を参照できるようになります。
エラーの再発防止にも役立ちます。
例5:修正後の検証と、インデックス登録の確認
修正が完了したら、Search Console で次の手順を実行します。
- URL検査で対象URLのライブテストを実行し、問題が解消しているかを確認する。
- インデックス登録レポートの該当項目で「修正を検証」を実行する。
- 最終URL(転送先)がインデックス登録されているかを確認する。
レポートとライブテストの結果が異なる場合は、Google が前回クロールした時点ではまだ問題が残っていた可能性があります。
レポートに表示されているクロール日時も合わせて確認すると、状況を判断しやすくなります。
修正後は、転送先のページが再度クロールされ、インデックス登録が完了するまで様子を見ることになります。
対象ページが多い場合、Search Console の「インデックス登録をリクエスト」を 1 件ずつ実行するのは手間がかかると思われます。
そのようなときは、このブログを運営しているインデックスドライブのように、公開中のページ URL を 1 行に 1 つずつ貼ってまとめて送信し、インデックス登録を後押しするサービスを利用するのも選択肢のひとつです。
ただし、リダイレクト設定自体を修正しなければ問題は解消しないため、転送経路の修正を先に行うことが前提です。
転送経路を整理すればリダイレクトエラーは解消できます
サーチコンソールで表示される「リダイレクトエラー」は、Googleが転送先まで追跡できなかったことを示すステータスです。
公式ヘルプでは、主な原因として「経路が長すぎる」「ループしている」「転送先URLが長すぎる」「不正または空のURLが含まれている」の4つが挙げられています。
- まず「ページにリダイレクトがあります」と区別する。こちらは正常な転送でも表示されます。
- URL検査やLighthouseで、転送元から最終URLまでの経路を確認する。
- ループを解消し、最終URLへ直接転送する形にする。
- 恒久的な移転には、301や308などのサーバー側の恒久的リダイレクトを使う。
- 内部リンクとサイトマップを最終URLに更新する。
- 修正後はライブテストと「修正を検証」で確認する。
この手順に従うと、原因の特定から修正、再発防止までをスムーズに行えると考えられます。
エラーが表示されると不安になるものですが、転送経路を一つずつ点検すれば、解決のヒントは必ず見つかります。
転送を適切に整えた後は、正しいURLを検索エンジンに認識させることが次のステップです。
修正済みのページを迅速に登録したい場合は、URLを送信するだけで登録を促進できる方法も検討してください。手間はかかりますが、確実に問題を特定できる点が安心感につながります。
修正したページは、URLを送信するだけです。
リダイレクトを修正した後、正しいURLのインデックス登録を促したい方は、インデックスドライブをご活用ください。Search Consoleの設定は不要で、公開中のページのURLを1行に1つ貼り付けるだけで、まとめて送信できます。
※初めての方は7日間無料で試せます(カードの登録が必要・8日目から月額料金)。インデックス登録は検索エンジンが判断するもので、登録や時間を保証するものではありません。