サーチコンソールのアイコンを導入したい、または検索結果に表示される自サイトのアイコンを差し替えたいと考える方がいらっしゃいます。
その目的で情報収集を始めても、どの情報が自分に該当するか判断しにくいと感じる人が多数いるようです。
実は「サーチコンソールのアイコン」という言葉には、サービスのロゴと自分のサイトのファビコンという、性質の異なる2つの意味が含まれています。
この違いを押さえるだけで、何をすればよいかがはっきりします。
この記事では、両者の違いを整理したうえで、ロゴ利用時の注意点やGoogle公式ドキュメントに沿ったファビコン設定手順、表示されない場合の確認事項を順に解説します。
読み終える頃には、迷うことなく次の作業に進めるようになるでしょう。実際に手順を確認すると、意外にシンプルに感じられます。
サーチコンソールで使用されるアイコンは、「ロゴ」と「ファビコン」に分けて認識します
サーチコンソールのアイコンに関する結論は、利用目的に応じて次のように分類できます。どちらが必要かを見極めることが大切ですね。
- Search Consoleのロゴを資料や記事で使いたい場合:配布サイトなどからSVG・PNG形式の画像を入手できますが、利用前に配布元のライセンスや利用条件を確認する必要があります。
- 検索結果に表示される自分のサイトのアイコンを設定・変更したい場合:Search Consoleのロゴではなく、自分のサイトの「ファビコン」をホームページのHTMLで指定します。
Search Consoleのロゴを取得しても、サイトの検索結果に表示されるアイコンは自動的には変わりません。
検索結果のアイコンを変更したい場合は、要件を満たすファビコンを設定し、Googleに再取得を依頼する必要があります。
2つのアイコンが混同されやすい理由と、それぞれの正しい扱い方
この二つを区別して考えるべき理由は何でしょうか。
それぞれのアイコンの役割と、Googleが公式に示している要件から説明します。
Search Consoleのロゴは、サービスそのものを示すシンボルです
Search Consoleのロゴは、Googleが提供するSearch Consoleというサービスそのものを表すマークです。
ブログ記事の解説画像や社内向けマニュアル、ダッシュボードのリンクボタンなどで利用されることが多いと考えられます。
配布サイトから取得できる形式
アイコン配布サイトの中には、Google Search ConsoleのアイコンをSVGやPNGといった形式で提供しているところがあります。
SVGは拡大しても劣化しにくいベクター形式で、Webページやスライドに使用する際に扱いやすいです。
PNGは汎用性が高く、多くのツールでそのまま利用できます。
利用する前にライセンスを確認すべきです
注意したいのは、こうした配布サイトがGoogle公式の素材提供元とは限らないという点です。
商用利用の可否やクレジット表記の要否など、利用条件は配布元ごとに異なる可能性があります。
また、Googleのロゴは商標でもあるため、公式サービスであるかのような誤解を与える使い方は避けるのが無難と考えられます。慎重に確認すれば、不要な問題を回避できます。
検索結果に表示されるアイコンは、サイト自身のファビコンです
一方、Google検索の結果でサイト名の横に表示される小さなアイコンは「ファビコン」と呼ばれます。
Search Consoleのプロパティ一覧などでサイトを見分ける際にも、このアイコンに関心を持たれる方がいます。
ファビコンはサイト運営者が自分で設定するものであり、Search Consoleのロゴとはまったく別物です。
そのため「検索結果に表示されるアイコンを変更したい」という目的であれば、Googleのロゴ画像を探すのではなく、自分のサイトのファビコン設定を見直すことが正しい手順です。
Googleが公式に示しているファビコンの要件
Google Search Centralの公式ドキュメント「検索結果に表示するファビコンの定義」は、2026年10月27日に更新されています。
ここで示されている主な要件は次のとおりです。
サイズと縦横比
- ファビコンは正方形(縦横比1:1)であること
- 最小サイズは8×8ピクセル
- 見栄えのため、48×48ピクセル以上が推奨されています
8×8ピクセルでも要件は満たしますが、高解像度の画面では粗く見える可能性があります。
48の倍数(96×96、144×144など)で用意しておくと、さまざまな表示環境で扱いやすいと考えられます。
対応している画像形式
Google検索でサポートされているファビコンの画像形式は、次のとおりです。
- BMP
- GIF
- ICO
- PNG
- JPEG
- PPM
- TIFF
多くの場合、ICOやPNGが利用されています。
指定する場所と書き方
ファビコンは、サイトのホームページの<head>内で指定します。
記述例は次のとおりです。
<link rel="icon" href="/favicon.ico">
href属性には、相対URLと絶対URLのどちらも指定できます。
クロールできる状態であることが前提です
ファビコンを正しく記述しても、Googleが取得できなければ検索結果には反映されません。
公式ドキュメントでは、ホームページはGooglebot、ファビコン画像はGooglebot-Imageが取得できる必要があるとされています。
robots.txtなどでこれらがブロックされていないかを確認することが大切です。
反映には時間がかかり、表示も保証されません
ファビコンを設定・変更しても、すぐに検索結果へ反映されるわけではありません。
Googleによる再クロールと処理には、数日から数週間かかる場合があります。
また、ガイドラインを満たしていても、必ずファビコンが表示されるとは限らないと明記されています。
さらに、GoogleはファビコンのURLの安定性を求めています。
ファイルの保存場所やURLを頻繁に変更すると、再取得や再処理に時間がかかる可能性があるため、一度決めたURLはできるだけ変えないほうがよいと考えられます。
アイコン対応の具体例を目的別に紹介します
以下では、よくあるシーンごとに適切な対処法を具体的に解説します。
具体例1:解説記事にSearch Consoleのロゴを掲載したい場合
ブログを書いているAさんは、Search Consoleの利用方法を説明する記事を作成中で、見出し画像にロゴを添えたいと考えています。
対応の流れ
- アイコン配布サイトでSVGまたはPNG形式のロゴを探す
- 配布元のライセンス(商用利用・改変・クレジット表記)を確認する
- 公式サービスと誤認されるような加工や配置は避ける
このケースではファビコンの設定は全く関係しません。
素材の使用条件を確認することが最も大切です。
さらに、Search Consoleの画面を説明するだけなら、自身の管理画面のスクリーンショットを利用する手もあります。
具体例2:検索結果に表示されるアイコンを新しいロゴに差し替えたい場合
企業サイトを運営するBさんは、ロゴをリニューアルしたことから、検索結果に出るアイコンも新デザインにしたいと考えています。
対応の流れ
- 新しいロゴを正方形(1:1)に整え、48×48ピクセル以上で書き出す
- ICOやPNGなど、Googleが対応する形式で保存する
- ホームページの<head>内に
<link rel="icon" href="...">を記述する - Search ConsoleのURL検査ツールで、ホームページのインデックス登録をリクエストする
- 数日から数週間、検索結果の変化を見守る
可能であれば、ファイル名とURLは従来と同じに保ち、画像だけを入れ替える方が安定しやすいです。
なお、URL検査ツールでリクエストを送っても、再クロールを促すだけでファビコンが即座に反映される保証はありません。新しいロゴがユーザーの目に留まると、ブランド印象がリフレッシュされるように感じます。
具体例3:ファビコンを設定したのに表示されない場合
個人ブログを運営するCさんは、ファビコンを設定してから約1週間が経過しましたが、検索結果には依然として地球儀のデフォルトアイコンが表示されています。
確認したいチェックポイント
- 画像が正方形になっているか(横長・縦長になっていないか)
- サイズが小さすぎないか(48×48ピクセル以上が推奨)
- 対応形式(BMP、GIF、ICO、PNG、JPEG、PPM、TIFF)で保存されているか
- ファビコンの指定がホームページの<head>内にあるか
- robots.txtでホームページや画像ファイルがブロックされていないか
- 最近ファビコンのURLを何度も変更していないか
確認後の対応
問題が見つかったら修正し、URL検査ツールでページの再クロールを依頼します。
全ての条件を満たしていても、反映までに数週間要することや、Googleの判断で表示されないことがあります。
焦って何度もURLを変えず、一定期間待つことが重要です。
具体例4:新しいサイトで、そもそも検索結果に出てこない場合
立ち上げたばかりのサイトを運営するDさんは、ファビコンを設定したものの、サイト自体が検索結果に全く表示されていないことに気づきました。
ファビコンは検索結果に表示されるサイト情報の一部であるため、ホームページがインデックスに登録されていなければ、アイコンが表示される機会もありません。
この場合は、アイコンより先に「ページが検索エンジンに登録されているか」を確認する必要があります。
考えられる対応
- noindexの設定やrobots.txtでのブロックがないかを確認する
- Search ConsoleのURL検査ツールで登録状況を調べ、インデックス登録をリクエストする
- サイトマップを送信し、内部リンクを整える
なお、ページ数が多く1件ずつリクエストするのが負担になる場合や、Search Consoleを利用できない環境でページを公開している場合には、このブログを運営しているインデックスドライブのように、公開中のページのURLを送るだけでインデックス登録を後押しするサービスを選択肢の1つとして検討する方法もあります。
設定に問題がないことを確かめたうえで活用すると、検索エンジンに見つけてもらうきっかけを増やせる可能性があります。
参考:Search Consoleの最新動向
アイコンそのものの変更ではありませんが、Googleは2026年6月にSearch Consoleを通じて、サイトがAI検索機能で表示・参照される際の新しい制御機能を発表しました。
Search Consoleは検索結果での見え方を管理する場として、役割を拡大しつつあるようです。
ファビコンと合わせて、自分のサイトがどのように表示されているかを定期的にチェックしておくと良いでしょう。
サーチコンソールのアイコンに関するまとめ
「サーチコンソールのアイコン」という語句は、2つの別々の意味を持っています。
- Search Consoleのロゴ:配布サイトでSVG・PNG形式などを入手できますが、公式の提供元とは限らないため、ライセンスや利用条件の確認が必要です。
- 検索結果に表示される自分のサイトのアイコン:ファビコンとして、ホームページの<head>内で指定します。
ファビコンを設定するときは、以下のポイントを確認しておくと便利です。
- 正方形(1:1)で、最小8×8ピクセル、推奨は48×48ピクセル以上
- BMP、GIF、ICO、PNG、JPEG、PPM、TIFFのいずれかの形式
- ホームページはGooglebot、画像はGooglebot-Imageが取得できる状態にする
- ファビコンのURLは頻繁に変えない
- 反映には数日から数週間かかる場合があり、表示は保証されない
ロゴとファビコンを区別し、公式要件に従って設定することは、遠回りに思えるかもしれませんが、確実な手順だと言えます。実際に設定を進めると、安心感が得られるのが嬉しいですね。
サイトを検索結果に表示させるには
ファビコンを設定したら、次はそのアイコンが表示される条件である「ページのインデックス登録」に注目してください。
問題がないことを確認した上で、公開中のページURLを提出して登録を促す手段を活用すれば、検索エンジンに検出されやすくなるでしょう。
アイコン設定の次は、ページの登録を促進します。
ファビコンが検索結果に表示されるためには、まず対象ページがインデックスに登録されていることが必要です。インデックスドライブは、Search ConsoleやAPIの設定を行わず、公開中のページ URL を 1 行に 1 つずつ貼り付けて送信するだけで、検索エンジンへのインデックス登録を促進します。実際にこの手順を行うと、検索結果に自分のサイトのマークが表示されるのを確認でき、ちょっとした達成感がありますね。
※初めてご利用になる方は、カード情報の登録が必要ですが、7日間は無料でお試しいただけます(8日目以降は月額料金が発生します)。インデックス登録は検索エンジンの判断に委ねられ、登録の確実性や所要時間が保証されるわけではありません。