サーチコンソールでSNSの投稿も分析できるか、気になる方が多いでしょう。
従来、Search Consoleはウェブサイトの検索パフォーマンスをチェックするツールとして提供されていました。
最近では、Instagram・TikTok・X・YouTube のアカウントを登録すれば、Google 検索上での表示状況を確認できます。実際に試すと、思った以上に手軽に状況が把握できる点が魅力です。
この記事では、Search ConsoleでSNSに関して得られる情報と得られない情報を整理します。
併せて、設定手順や具体的な活用例も紹介します。
読み終える頃には、SNSとGoogle検索を結びつけた運用改善の手順が明確になるでしょう。
SNSに関する「Google上での見られ方」は、サーチコンソールで確認できます
結論として、Search ConsoleにSNSアカウントを登録すれば、Google検索やDiscoverでの表示回数やクリック数を確認できます。
Googleが提供する「プラットフォーム プロパティ」のおかげで、InstagramやTikTokやXやYouTubeのアカウントをSearch Consoleに追加できます。これにより、各アカウントの表示回数やクリック数を確認できるようになりました。実際に設定してみると、検索結果とのつながりが分かりやすく、便利だと感じます。
ただし、取得できるのはGoogle上での表示回数やクリック数といった指標に限られます。
いいね数、フォロワー数、コメント数などのSNS内部の反応はSearch Consoleでは測定できません。
「SNS投稿がGoogle検索でどのくらい見つけられているか」はあくまでGoogle上での状況を把握するためのツールと捉えると、誤解なく活用できるでしょう。
SNSをGoogle上の資産として取り扱える体制が整備されたからです
Search ConsoleでSNSを分析可能になった理由と、取得できるデータの範囲を順にご説明いたします。
プラットフォーム プロパティが新たに導入されました
Googleは2026年7月に「プラットフォーム プロパティ」を公表し、以後、全世界で利用できるようになったと案内しています。
従来のSearch Consoleでは、分析対象となる「プロパティ」は主にWebサイトのドメインやURLに限られていました。
この機能により、SNSや動画プラットフォーム上のアカウントもプロパティとして扱えるようになった点が大きな変化です。
近年、SNSの投稿や短尺動画がGoogle検索結果に表示されるケースが増加しています。
このような背景から、SNS上のコンテンツがGoogle上でどのように見つけられているかを知りたいという要望に応える機能と捉えられます。
対応プラットフォーム
Google公式ヘルプでは、対応対象として以下の4つが示されています。
- TikTok
- X(旧Twitter)
- YouTube
これら以外のSNSは公式ヘルプに記載がないため、利用前に最新の公式情報をご確認いただくことをおすすめします。
確認可能な主な指標
プラットフォーム プロパティでは、Webサイトの検索パフォーマンスレポートに類似した指標を確認できます。
- クリック数:Google上でSNSコンテンツがクリックされた回数
- 表示回数:検索結果などにSNSコンテンツが表示された回数
- クリック率(CTR):表示に対してクリックされた割合
- 平均掲載順位:検索結果で表示された位置の平均
- 検索クエリ:ユーザーがどの語句で検索してSNSコンテンツにたどり着いたか
特に検索クエリが分かる点は、SNSの標準的な分析機能では得にくい情報です。
どのような語句で検索されているかが把握できれば、投稿テーマや説明文の見直しに活かせると考えられます。実際に検索クエリを確認すると、思わぬニーズが見えてくることがあります。
DiscoverやGoogleニュースのデータについて
Google検索に加えて、DiscoverやGoogleニュースのデータが表示される場合もあります。
ただし、これは各サービスから実際に流入がある場合に限られます。
流入がなければレポートが表示されないため、データが見当たらなくても設定の誤りとは限らない点に注意が必要です。
SNS内部の反応を測定する機能ではありません
「サーチコンソール SNS」と聞くと、SNSのエンゲージメント分析ができると考える方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、Search Consoleで分かるのは、あくまでGoogle上での表示・クリック状況です。
いいね数やフォロワーの推移、保存数などは、各SNSが提供する分析機能(インサイトやアナリティクス)で確認する必要があります。
両者は役割が異なるため、目的に応じて使い分けるのが適切と考えられます。
WebサイトへのSNS流入分析とは別の視点です
もう一つ混同されやすいのが、Webサイトへの「SNS経由の流入分析」です。
たとえばXの投稿から自社ブログに何人訪れたかを知りたい場合は、Googleアナリティクスなどのアクセス解析ツールで確認するのが一般的です。
一方、プラットフォーム プロパティで分かるのは、SNS投稿そのものがGoogle検索でどれくらい表示・クリックされたかです。
目的を整理した上で、見るべきデータを選ぶことが重要です。
設定の基本的な流れ
公式ヘルプで示されている設定手順は、概ね以下の通りです。
- Search Consoleで「プロパティを追加」を選択する
- 対象のプラットフォーム(Instagram、TikTok、X、YouTube)を選ぶ
- 画面の案内に従って、アカウントの所有権確認を行う
- 確認完了後、レポートにデータが表示されるのを待つ
SNSアカウントごとにプロパティを追加する仕組みのため、複数のアカウントを運用している場合は、それぞれ登録が必要です。
また、所有権確認後、レポートにデータが表示されるまで数日かかる場合があると案内されています。
登録直後にデータが表示されなくても、しばらく様子を見るのがよいと考えられます。
SNSとGoogle検索を結びつけた活用例
以降では、プラットフォーム プロパティを運用改善に活かす具体例をご紹介します。
Googleでも、検索クエリや急上昇コンテンツの分析事例として取り上げられています。
YouTubeチャンネルのタイトルと説明文を見直す
料理動画を投稿しているAさんのケースを想定します。
Search Consoleで検索クエリを確認した結果、「時短 夕飯 レシピ」といった語句から動画が表示されていることが判明したとします。
検索語句を企画に反映する
表示回数は多いのにクリック率が低い動画がある場合、タイトルやサムネイルが検索意図と合っていない可能性があります。
実際に使われている検索語句をタイトルや説明文に自然に取り入れることで、クリック率の改善が期待できると考えられます。
また、表示の多いテーマを次の動画企画に生かすことも有効です。実際にタイトルを見直すだけでも、ユーザーの関心が変わることを実感できます。
Instagramの投稿テーマを検索ニーズから決める
地域の飲食店のInstagramを運用しているBさんの場合を見てみます。
Search Consoleで、店名だけでなく「駅名 カフェ テラス席」のような語句で投稿が表示されていることが分かったとします。
SNS内では見えない需要を把握する
こうした情報は、Instagram内のインサイトだけでは把握しにくいものです。
Google検索で探されているテーマが分かれば、テラス席の写真や季節のメニュー紹介など、ニーズに沿った投稿を増やす判断材料になります。
SNSのフォロワー以外にも見つけてもらうきっかけを広げられる可能性があります。
TikTokやXの急上昇コンテンツを分析する
TikTokやXで情報発信をしているCさんは、ある投稿だけGoogle上の表示回数が急に伸びていることに気づいたとします。
伸びた理由を次の発信に生かす
検索クエリを確認すると、話題のニュースやトレンドに関連した語句から表示されていることが分かる場合があります。
こうした傾向を把握しておけば、関連テーマの投稿をタイミングよく追加するといった対応がしやすくなります。
ただし、表示の伸びは一時的な場合もあるため、期間を区切って推移を確認することが望ましいと考えられます。
SNSとWebサイトを組み合わせて発信する
SNSで反応の大きいテーマが分かったら、そのテーマを深掘りした記事を自社サイトやブログに公開するという方法もあります。
SNSは拡散力に優れる一方、詳しい情報をまとめるにはWebサイトのほうが適している場面も多いと考えられます。
公開した記事は検索エンジンへの登録も意識する
ただし、新しく公開した記事は、検索エンジンにインデックス登録されなければ検索結果に表示されません。
Webサイトの場合はSearch Consoleの「インデックス登録をリクエスト」を使う方法がありますが、記事が多いと1件ずつの操作に手間がかかることもあります。
そうした場合の選択肢の一つとして、このブログを運営しているインデックスドライブがあります。
公開中のページのURLを1行に1つ貼って、まとめて送信し、インデックス登録を後押しできるサービスで、Search ConsoleやAPIの登録も不要です。
SNSで見つけたテーマを記事にしたあと、検索に出るまでの流れを整える手段として検討できると考えられます。
Google上でのSNSの見られ方を把握し、運用に活かしましょう
本記事の要点をまとめます。
- Search Consoleの「プラットフォーム プロパティ」で、Instagram、TikTok、X、YouTubeのアカウントを登録できます
- クリック数、表示回数、CTR、平均掲載順位、検索クエリなどを確認できます
- DiscoverやGoogleニュースのデータは、実際に流入がある場合に表示されます
- いいね数やフォロワー数などSNS内の反応は測定できません
- アカウントごとにプロパティを追加し、所有権確認後、データ表示まで数日かかる場合があります
Search ConsoleでSNSを分析する最大の価値は、SNS内部の分析だけでは見えない「Google検索での需要」を把握できる点にあります。
さらに、SNSのインサイトと併用すれば、運用改善をより立体的に進められると考えられます。
まずはご自身のSNSアカウントをSearch Consoleに登録し、どの検索キーワードで見つけられているかを確認してみてください。
見えてきたテーマをブログやWebサイトの記事に展開する際は、記事が検索エンジンにインデックスされていることも重要です。
インデックスドライブを利用すれば、公開中のページのURLを送信するだけでインデックス登録を促すことができます。 この手順を踏むことで、SNSと検索の連携がスムーズになると実感できます。
SNSで見えたテーマを、検索にも届けるために。
SNS分析で作成した記事でも、検索エンジンにインデックスされていなければ検索結果に現れません。インデックスドライブを使えば、Search ConsoleやAPIの設定は不要で、公開中のページのURLを送信するだけでインデックス登録を促進できます。複数のURLを一括で送信することも可能です。
※初めての方は7日間無料でお試しいただけます(カード情報の登録が必要で、8日目以降は月額料金が発生します)。インデックス登録は検索エンジンの判断によるもので、登録の可否や時間を保証するものではありません。