Google Search Consoleで「カバレッジ」という項目を探したものの、見つからないと感じる方もいるでしょう。
また、レポートに「未登録」のURLが並んでいて、すべて修正すべきか判断に悩む方もいるかもしれません。
カバレッジは、サイトの各ページがGoogleにどのように認識され、検索結果へ表示できる状態かをチェックするツールです。
見方や優先度を把握すれば、数値に惑わされず、対応が必要なページに的確に注力できます。実際にレポートを眺めてみると、意外にシンプルに改善ポイントが見えてくることが多いです。
この記事では、現在の呼称や画面の見方を解説し、「未登録」の原因の捉え方や修正後の確認手順を順にまとめます。
読了時には、レポートを開いたときにどの項目から手を付けるべきかがはっきりすると想定しています。
カバレッジは「重要なページが登録されているか」が正しく登録されているかをチェックするレポートです
サーチコンソールのカバレッジは、現在「ページ インデックス登録レポート」という名称で提供されています。
旧称は「カバレッジ レポート」や「インデックス カバレッジ レポート」と呼ばれていました。
このレポートは、未登録数をすべてなくすことが目的ではありません。
検索結果に表示したい重要なページが、期待通りにインデックスに登録されているかを確認することが本来の利用方法です。実際に確認すると、どのページが検索に出てくるかがすぐに分かります。
未登録のURLがあっても、重複ページやnoindexを指定したページであれば、意図どおりの状態である可能性があります。
まず未登録の理由を確認し、意図しない問題だけを修正し、修正後は時間を置いて再確認する、という流れで運用するのが適切と考えられます。
その根拠はGoogleの公式説明にあります
「重要なページを優先して確認する」という見方は、Googleの公式ヘルプに記載された説明を根拠としています。
この記事では、レポートの構造と、件数だけで結論を出すべきでない理由を詳しく解説します。
呼称が変わり、現在は「ページ インデックス登録レポート」と呼称されています
旧バージョンの管理画面では「カバレッジ」というメニューが表示されていましたが、現在の日本語版では主に「ページ インデックス登録レポート」という名称で案内されています。
そのため、古い解説記事を参照すると画面表記が合わず、混乱することがあります。
使い方を調べるときは、「カバレッジ」だけでなく「ページ インデックス登録」という新名称でも検索すると、最新情報が見つけやすくなります。
Search Consoleの左側メニューの「インデックス作成」から「ページ」を選択すれば、該当レポートを閲覧できます。
レポートで把握できる点と把握できない点
把握できること
レポートでは、Googleが認識しているURLに関して、以下の観点から状況を確認できます。
- インデックス登録済みのページ数
- インデックス未登録のページ数
- 未登録の場合、その理由(重複、
noindex、クロール済みだが未登録など) - 登録状況の推移(急な増減の有無)
Googleの公式ヘルプでも、本レポートの主な役割として、Googleがクロールを試みたページとインデックス登録の状況を確認できると案内されています。
把握できないこと
しかし、レポートに掲載されるURL数は、サイト上の全URLと必ずしも一致しません。
Googleがまだ把握していないURLは、集計に含まれないことがあります。
さらに、レポートは検索順位や個別ページの表示を保証するものではありません。
「登録済み」であっても、どの検索語で何位に表示されるかは別問題であり、その点は検索パフォーマンスのレポートなどで確認する必要があります。
「未登録」が全て課題であるとは限りません
レポートを初めて見る方は、未登録のURLが多いことに驚くことがあるでしょう。
しかし、Googleはサイトの全ページがインデックスに登録されるわけではないと説明しています。実際に運用してみると、意図的に除外したページがあることに気づくこともあります。
例えば、以下のようなURLは意図的に未登録となっている可能性があります。
- 同じ内容のページが複数あり、Googleが代表のURL(正規URL)を選んだ結果、登録されなかった重複ページ
- 自ら
noindexを指定した、検索結果に出す必要のないページ - パラメータ付きURLや、ページ送り・絞り込み条件で生成されたURL
- リダイレクトを設定した旧URL
このようなURLまで無理に登録しようとすると、かえってサイト構成が複雑になる恐れがあります。
件数ではなく、「そのページは検索結果に表示されるべきか」という役割で判断することが大切です。
対処に入る前に、理由を確認する必要があります
レポートでは、未登録のURLが理由ごとにまとめて表示されます。
理由の行をクリックすれば、該当URLの一覧が確認できます。
対応の基本的な手順は次の通りです。
- 未登録の理由ごとにURLの一覧を確認する
- そのページが検索結果に出るべきページかどうかを判断する
- 意図した状態であれば、そのままにする
- 意図しない状態であれば、対象ページやサイト設定を調べて修正する
理由を確認せずに一括で対処すると、本来不要な作業に時間を費やす恐れがあります。
判断の出発点を常に「未登録の理由」と置くと、整理しやすくなります。
全体はレポートで、個別はURL検査で確認します
ページ インデックス登録レポートは、サイト全体の傾向を把握するのに適しています。
一方、特定のページが登録されない理由を詳しく調べるには、URL検査ツールが有効です。
URL検査では、Googleがそのページをどのように認識しているか、最終クロール日時、noindexの有無、Googleが選択した正規URLなどを確認できます。
全体と個別を使い分けることで、問題の発見から原因の特定までを効率的に進められると考えられます。
確認のタイミングは「毎月」と「大きな変更時」を目安にします
Googleは、このレポートを毎月、またはサイトに大きな変更を加えた際に確認する方法を示しています。
例えば、新規コンテンツを大量に公開したり、クロール対象に関わる設定を変更したときが確認の契機となります。
さらに、Search Consoleの概要ページでは、エラーの急増やインデックス登録済みページの減少を定期的にチェックし、クロール上の問題を早期に発見する方法が推奨されています。
毎日細かく数値を追う必要はなく、変化の有無を定期的に確認する運用で十分なケースが多いと考えられます。
修正しても、すぐには反映されません
問題を修正しても、レポートの表示がすぐに変わるとは限りません。
Googleの公式情報によれば、クロールやインデックス登録には数日から数週間かかることがあります。
修正後は時間を置き、レポートやURL検査で状況を確認するのが基本です。
URL検査からは「インデックス登録をリクエスト」を送信でき、重要なページの再クロールを促す手段として活用できます。
ただし、リクエストを送っても登録されるかどうかやその時期はGoogleが判断する点に留意が必要です。
よくある3つのケースで学ぶ、レポートの見方と対処法
以下では、ページ インデックス登録レポートで頻出するケースを例に、判断方法と対処手順を具体的に解説します。
ケース1:未登録数は多いが、実体は重複ページやリダイレクトだった
現象
ブログを管理しているAさんは、レポートを確認した際に、登録済みより未登録のURLが多数あることに気付いたです。
原因を調べると、「代替ページ(適切な canonical タグあり)」や「ページにリダイレクトがあります」といった項目が大半を占めていました。
対策の判断
多くは正規URLに対する重複ページや、リダイレクト元の旧URLであることが多く、期待通りの状態である可能性が高いと判断できます。
この場合、わざわざインデックス登録を強制する必要はありません。
Aさんがチェックすべきは、主要な記事ページやカテゴリページが「登録済み」に含まれているかどうかです。
主要ページがインデックスされていれば、未登録数が多くても大きな問題とは見なせません。このように、重要ページが確保されていれば全体の評価は安定します。
ケース2:サイト改修後に未登録が急増した
現象
企業サイトを担当するBさんは、テンプレートを変更した数日後に未登録URLが急増し、登録済みページが減少したことに気付いたです。
原因としては、「noindex タグによって除外されました」や「robots.txt によりブロックされました」が増えていることが挙げられました。
対策の判断
未登録やエラーが急増した際は、直前に行ったサイト変更と照らし合わせて確認することが重要です。
主にチェックすべきポイントは以下です。
- テンプレート変更によって、全ページに
noindexが付いていないか - テスト環境の
robots.txtの設定が本番に反映されていないか - 本来は公開すべきページにログインが求められていないか
このケースでは、まず設定自体を修正することが最優先です。noindexやrobots.txtでブロックされている限り、どんな手段でインデックス登録を促しても効果がありません。
修正後はURL検査で主要ページの状態を確認し、必要ならインデックス登録をリクエストし、数日から数週間で回復を観察します。
ケース3:新しい記事が「検出 - インデックス未登録」のまま進まない
現象
新たにサイトを開設したCさんは、記事を公開しても検索結果になかなか表示されないと感じています。
レポートでは多くの記事が「検出 - インデックス未登録」や「クロール済み - インデックス未登録」と表示されていました。
対策の判断
まずはURL検査でnoindexやrobots.txtによるブロックがないか、ページが一般に閲覧可能かを確認します。
同時に、コンテンツが薄くないか、他ページと重複していないかもチェックします。
内容に課題がある場合は、記事を充実させることが最優先です。
設定や内容に問題がなければ、以下の方法でインデックス登録を促すことができます。
- サイトマップを作成してSearch Consoleから送信する
- URL検査から重要な記事のインデックス登録をリクエストする
- 関連記事からの内部リンクを整え、クロールされやすくする
サイトマップを送信すれば、サイトマップ単位でインデックス状況を把握しやすくなり、運用上も便利です。
ただし、URL検査からのリクエストは1件ずつ操作する必要があるため、記事数が多いサイトでは手間がかかると感じる方もいらっしゃると思われます。
そのような場合の選択肢の1つとして、このブログを運営しているインデックスドライブがあります。
公開中のページのURLを1行に1つ貼って送信するだけで、まとめてインデックス登録を後押しできるサービスで、Search ConsoleやAPIの登録は不要です。
WordPressのプラグインやBlog Auto AIのモジュールと連携すれば、記事を公開するたびに自動でURLを送ることもできます。
カバレッジでは、件数よりも「理由」や「重要ページ」に注目することが重要です
ここではサーチコンソールのカバレッジの主要ポイントをまとめます。
- カバレッジは現在、「ページ インデックス登録レポート」という名称で提供されています。
- 目的は未登録をゼロにすることではなく、検索結果に出したい重要なページが登録されているかを確認することです。
- 未登録の中には、重複ページや
noindex指定のページなど、意図どおりのものも含まれます。 - 対処の前に、必ず未登録の理由を確認します。
- サイト全体はレポートで、個別のページはURL検査で確認します。
- 確認は毎月、またはサイトに大きな変更を加えたときが目安です。
- 修正後の反映には数日から数週間かかることがあるため、時間を置いて再確認します。
レポートはサイトのコンディションを把握する診断書のように位置付けられます。
数値に左右されるのではなく、背後にある理由を分析し、優先すべきページから順に対応すれば、効果的にサイトを改善できるでしょう。このやり方は、無駄な手間を減らす点でとても有効だと思います。
まずはレポートを開き、主要なページが「登録済み」に含まれているかを確かめるところから始めてみてはいかがでしょうか。
設定や内容に問題がないことを確認したうえで、登録が進まないページや数が多くて手作業が追いつかないページがあれば、URLを送るだけで登録を後押しできるインデックスドライブを活用するのも1つの方法です。
未登録のページは、URLを送信するだけで対応できます。
原因を確認しても「検出 - インデックス未登録」の状態が変わらない記事や、1 件ずつのリクエストが手間になる記事が多数ある場合は、インデックスドライブで URL を一括送信し、登録を促進できます。Search Console や API での登録は必要なく、WordPress などと連携すれば公開と同時に自動で送信できます。
※初めて利用される方は、カード情報の登録が必要ですが、7日間は無料でお試しいただけます(8日目以降は月額料金が発生します)。インデックス登録は検索エンジンの判断によるもので、登録の可否やタイミングを保証するものではありません。