Google Search Consoleを開くと、「除外」や「未登録」のURLがたくさん並んでいて、驚かれる方もいるかもしれません。
数百件や数千件という件数を見ると、サイトに何らかのトラブルがあるのではと不安になることがあります。
しかし、除外されたURLの大半は、Googleが予定通りに処理した結果であることが多いです。
重要なのは除外された数そのものではなく、検索経由で集客したい重要なページが除外されていないかどうかを確認することです。
この記事では、問題のない除外と対処が必要な除外の見分け方を、Googleの公式情報をもとに整理します。
実は、私も除外リストに目を通したときに戸惑いを感じたことがあります。読み終えるころには、どのURLを優先して確認し、何を直せばよいかが判断できるようになると考えられます。
除外された多くは問題なく、重要なページの未登録だけを修正すれば十分です
サーチコンソールの「除外」は、ページ インデックス登録レポートにおいて、Googleがインデックスに含めていないURLとして扱われる状態を意味します。
現在は「未登録」と表記されていますが、旧レポート名が元になり「除外」と呼ばれることもあります。
Googleは、除外されたURLを必ずインデックスさせることが目的ではないと述べています。
重複しているページやリダイレクト元、さらに意図的にnoindexを設定したページは、検索結果に現れないのが本来の挙動です。
対策の手順は以下のように整理できます。
- 未登録の理由ごとにURLを確認する
- 検索流入を得たい重要なページが含まれているかを見極める
- 含まれている場合は、理由に応じて原因を修正する
- 修正後、URL検査ツールで状態を確認し、必要に応じて登録をリクエストする
件数だけを見て慌てず、理由とURLの中身から判断することが大切です。
除外が必ずしも問題になるわけではない理由
除外が必ずしも問題にならないのは、Googleが利用者にとって有益なページだけを選び、その他のページは意図的にインデックスしないからです。
この章では、そうした仕組みを詳しく説明します。
Googleはインデックスするページを選別しています
Googleはすべてのページがインデックスされることを保証しません。
公式ドキュメント「Google 検索の技術要件」では、技術要件を満たしていても、全てのページが登録されるわけではないと記されています。
同一内容のページが複数存在したり、検索結果に表示する価値が低いと判断されたURLは、インデックスされないことがあります。
これは検索結果の品質を維持するための通常の仕組みです。
未登録が適切なURLも存在します
以下のようなURLは、未登録であっても特に問題となるケースは少ないです。
- 正規ページが別にある重複URL(パラメータ付きURLなど)
- リダイレクト元となっている旧URL
- 意図的に
noindexを設定した管理画面や検索結果ページ、サンクスページ - 削除済みで、404を返しているページ
このようなURLを無理にインデックスさせようとすると、逆にサイト内で重複が増える恐れがあります。
「除外をゼロにする」ことを目指す必要はありません。
レポートがすべてのURLを網羅しているわけではありません
Search Console のレポートでは、サンプルとして示される URL の件数に上限があります。
さらに、サイト内の全ての URL が完全に網羅されるわけでもありません。
そのため、特定ページの状態を正確に把握したいときは、URL検査ツールで個別に確認するのが基本です。
レポートは全体の傾向を掴むために、URL検査ツールは個別ページを診断するために使い分けると分かりやすいでしょう。実際にツールを使うと、思わぬインデックスのずれに気付くことがあります。
未登録の原因に応じて対策は変わります
「除外」だけで一括してしまいがちですが、実際には多様な理由が表示されます。
代表的な理由とその意味を整理します。
クロール済みだがインデックス未登録
Google がページをクロールしたものの、インデックスに登録されていない状態です。
Google の説明では、将来的に登録される可能性はあるものの、同じ URL の再クロールをリクエストする必要はないとされています。
このようなページは、コンテンツの独自性や有用性、他ページとの重複、内部リンクの状況などを見直すことが優先されます。
検出されたがインデックス未登録
Google が URL の存在は認識しているものの、まだクロールしていない状態です。
Google の説明では、サイトへの負荷が予想される場合にクロールが再スケジュールされることがあります。
重要なページへの内部リンクやサイト構造、サーバーの応答状況などを確認すると良いでしょう。
noindex タグで除外されています
ページにnoindexが設定されているため、インデックスされていません。
意図した設定であれば問題ありませんが、公開したいページに付いている場合は設定ミスの可能性があります。
重複・canonical・リダイレクトに関する項目
「重複しています。ユーザーにより、正規ページとして選択されていません」「代替ページ(適切な canonical タグあり)」「ページにリダイレクトがあります」などが該当します。
正規ページが適切に登録されていれば、ほとんどの場合は問題ありません。
サーバーエラー・ソフト404・見つかりませんでした(404)
5xx エラーやリダイレクトエラー、ソフト404、意図しない 404 が、公開したいページで起きている場合は修正が必要です。
ただし、実際に削除したページであれば 404 が適切なこともあります。
除外理由別のチェックポイントと対処例
以下では、典型的なケースを取り上げ、確認方法と対処手順を具体的に説明します。
具体例 1:公開したい記事に誤って noindex が付与されたケース
WordPress等で記事を公開したのに、「noindexタグによって除外されました」に掲載されたままになるケースです。
テーマやSEOプラグイン、あるいはサイト全体の「検索エンジンでの表示」設定が原因となっていることがあります。こうした設定の影響は見落としがちで、注意が必要です。
確認すべきポイント
- URL検査ツールで、インデックス登録が許可されているかを確認する
- ページのソースを表示し、
meta name="robots"にnoindexが含まれていないかを見る - HTTPヘッダーの
X-Robots-Tagでnoindexが送られていないかを確認する
JavaScript 使用サイトでの留意点
Googleの検索ドキュメントでは、JavaScriptを使うページのnoindexに関する説明が更新されています。
インデックスさせたいページでは、初期HTMLにnoindexを含めないよう注意が促されています。
JavaScriptで後からnoindexを外す方法は、意図どおりに処理されない可能性があるため避けたほうがよいと考えられます。
robots.txt との違いにも注意
noindexはページをインデックスから除外する指示で、robots.txtは主にクロールを制御するものです。
検索結果に出したくないページにnoindexを認識させるには、Googlebotがそのページをクロールできる必要があります。
robots.txtで同じURLをブロックしていると、noindexが読み取られない点に注意してください。
具体例 2:「クロール済み - インデックス未登録」が続くブログ記事
あるブロガーが似たテーマの投稿を多数公開した結果、一部が「クロール済み - インデックス未登録」のまま残っているケースを想定します。
見直すべきポイント
- 他の記事と内容が大きく重なっていないか
- 読者の疑問に対して、独自の情報や具体的な解説が含まれているか
- 関連する記事やカテゴリーページから内部リンクが張られているか
- 内容が薄いページを統合したほうがよいものはないか
この状況は技術的なエラーではなく、ページの内容や価値に対する判断が影響している可能性があります。
したがって、インデックス登録を繰り返しリクエストするよりも、まず記事の内容を充実させることが重要です。
具体例 3:新規サイトで「検出 - インデックス未登録」が多いケース
新規に立ち上げたサイトで、サイトマップを送信したものの「検出 - インデックス未登録」の URL が多数残っているケースです。
URL は検出されていますが、クロールがまだ進行していない状態です。
確認と対処の流れ
- トップページやカテゴリーページから重要記事へ内部リンクを設置する
- サイトマップに正しいURLが含まれているか確認する
- サーバーの応答が遅くないか、エラーが出ていないかを確認する
- 重要なURLをURL検査ツールで確認し、問題がなければ登録をリクエストする
URL が多数ある場合の選択肢
Search Console の「インデックス登録をリクエスト」は便利な無料機能ですが、対象を1件ずつ処理する必要があります。
記事数が多いサイトでは、すべてを手作業で行うことが大きな負担になると感じる方が多いでしょう。
そのような場合の選択肢のひとつとして、このブログを運営しているインデックスドライブがあります。
公開中のページのURLを1行に1つ貼って送信するだけで、検索エンジンへのインデックス登録を後押しするサービスです。
Search ConsoleやAPIの登録は不要で、WordPressのプラグインと連携すれば記事の公開と同時に自動でURLを送ることもできます。
ただし、noindexや robots.txt のブロック、コンテンツの重複といった原因が残っている場合は、まずそれらの設定や内容を修正する必要があります。
インデックス登録の可否は検索エンジンが判断するため、登録が確実に行われるわけではありません。
具体例 4:canonical で意図しない URL が選択されているケース
「重複しています。Google により、ユーザーがマークしたページとは異なるページが正規ページとして選択されました」と表示されるケースです。
自分で指定した正規 URL とは異なる URL を、Google が正規ページとして選択している状態です。
確認すべきポイント
- URL検査ツールで「ユーザーが指定した正規URL」と「Googleが選択した正規URL」を比較する
- httpとhttps、wwwの有無、末尾スラッシュなどでURLが統一されているか確認する
- 内部リンクやサイトマップが正規URLを指しているか確認する
Googleが選んだURLでも内容が同じであれば、大きな問題にならない場合もあります。
意図と異なる場合のみ、URLの統一を見直すとよいでしょう。
具体例 5:サイト移転後にソフト404や404が増えたケース
サイト構成を変更した後、「見つかりませんでした(404)」や「ソフト404」が増加するケースがあります。
- 移転したページであれば、新しいURLへ301リダイレクトを設定する
- 本当に削除したページであれば、404のままで問題ない場合がある
- 中身がほとんどないページが正常なステータスを返していないか確認する(ソフト404の原因)
404 が常に問題というわけではありません。
公開したいページで発生しているかどうかを基準に判断します。
修正後に確認しておきたいこと
原因を修正したら、URL 検査ツールで現在の状態を確認し、必要に応じてインデックス登録をリクエストします。
ただし、リクエストが登録を保証するわけではなく、修正後すぐにインデックスされたり順位が上がったりするとは限りません。
また、レポートの「修正を検証」はすべての未登録理由に適用できるわけではありません。
Google も、問題の種類に合わせて利用するよう案内しています。
除外は数だけで判断せず、内容を確認し重要なページから対応しましょう
サーチコンソールの「除外」に関して、要点をまとめます。
- 「除外」は現在のレポートでは「未登録」と表示され、必ずしもエラーではない
- 重複URL、リダイレクト元、意図したnoindexページなどは未登録で正常
- 確認すべきは件数ではなく、重要なページが含まれていないか
- 「クロール済み - インデックス未登録」は内容や重複、内部リンクの見直しが優先
- 「検出 - インデックス未登録」は内部リンクやサイト構造、サーバー状況を確認
- noindexとrobots.txtは役割が異なるため、組み合わせに注意する
- 修正後も、登録や順位上昇はすぐには保証されない
除外の数字に振り回されず、理由ごとに落ち着いて確認することで、本当に対応すべきページが見えてくると考えられます。実際に確認すると、意外に重要なページが見つかることがあります。
重要なページを検索結果に表示させるための第一歩
まずはページ インデックス登録レポートを開いて、検索流入を狙うページが未登録でないかを確認してください。
原因を修正した後、できるだけ早く登録したいページが多数ある場合は、URL を送信するだけでインデックス登録を促進できるインデックスドライブを利用するのも一つの手です。シンプルな手順なので、ぜひ試してみてくださいね。
原因を修正したら、URL を送信するだけです。
サーチコンソールで除外の原因を確認し修正した後、登録リクエストが多数必要になる場合は、インデックスドライブが役立ちます。公開中のページの URL をまとめて送信するだけで、Search Console を介さずにインデックス登録を促進できます。WordPress と連携させれば、記事公開と同時に自動送信も可能です。
※初めての方は 7 日間無料でお試しいただけます(カード情報の登録が必要で、8 日目以降は月額料金がかかります)。インデックス登録は検索エンジンの判断によるもので、登録や所要時間を保証するものではありません。